タラゴナ旅行【ローマ時代の遺跡が多く、ユニークな文化のある街】
12月のクリスマス時期にタラゴナに2泊で旅行に行ってきました\(^o^)/
あまり日本人でタラゴナに行く人はまだ多くないかもしれませんが、タラゴナはバルセロナと同じカタルーニャに属するなかなかユニークで面白い街です。
タラゴナはカステジャーノはもちろん通じるのですが、普段の生活ではカタランを話すことが多く、子どもだとカタランはうまく話すけれど、カステジャーノはちょっと難しいという子もいるぐらいにカタランが使われます。
私の友達は家族同士の会話は全てカタランでした。
こんな感じで海があるので、夏か非常に観光客で賑わうそうです。
そしてサロウという街にはヨーロッパの中でもかなり大きい方に入る巨大なテーマパークがあるようで、13個ぐらいジェットコースターがあるとのことです。
かつてローマ人によって築かれたタラゴナにはその時の遺跡が多く残されています。
例えば昔ローマ人が使っていた競技場などが残っていて、ここでは昔ライオンと人間を戦わせていたのだとか…。なんと残酷な…
この中に教会もあるそうです。
こちらは馬のレースに使われていたサーキット。かなり長く、時々ぽっと住宅地から現れます。
この建物はかつてフランコの時代に多くの人が処刑される前に閉じ込められていた建物だったそうです。
今はハトが多く住んでいますが、昔はこの建物の前にこの収容所の中に入れられた人の妻や子どもが夜にここに集まり、お父さんの名前を呼んでいたとのことです。
そしてすぐ近くの建物で多くの人が殺されたんだよと友達のお父さんが話してくれました。
これは道で発見した人間の塔の絵。
カタルーニャでは人間の塔を作る競技が盛んです。
この競技をはじめとしてカタルーニャには本当にユニークな習慣が多くあります。
これは友達の家にいたcagatio.
カタルーニャではこのcagatioがいい子にしていた子どもたちにクリスマスのプレゼントをくれることになっており、クリスマスの歌を歌いながら木の棒で叩きます。
これはカタルーニャ地方だけで見られる楽しいクリスマスの伝統です。
これは家庭によって異なるかもしれませんが、3回以上プレゼントを出してくれることもあるようで、チョコレートやキャンディーなどの小さなプレゼントも沢山くれます。
クリスマスの時期はこのうんこをしている人形も売られます。
著名人がうんこをしている置物が多くおもちゃ屋さんに並びますが、これもカタルーニャ地方に独特の習慣だそうです。
そしてタラゴナではカタルーニャの旗もよく見かけるのですが、これは独立派の印なんだそうです。
カタルーニャには独自の言語があるということは知っていたのですが、今住んでいるバレンシアではバレンシア語の表記は多いものの、人はバレンシア語ではなくカステジャーノで話すので、ここまでカタランで話すとは!とびっくりでした。
でも、今思えば今回会いに行った友達も最初にメールのやりとりをした時は確かにカタランだった…そして何書いてあるのか不明だったので、カステジャーノにしてくれる?と聞いたんだった。
今回はクリスマスにタラゴナに行ったこともあり、カタルーニャ流のクリスマスを楽しんだのがメインで、観光地はほぼクリスマスで閉まっていたので、写真を撮っただけで終わってしまいました。
スペインの歴史を勉強してから来たら絶対に面白い街だと思うので、また是非行ってみたいなと思ったのでした。
カタルーニャに来た!と感じられる2日間でした。
毎日結構大変な生活を送っていて心が疲れていたので、優しいカタルーニャの友達たちとその家族のおかげで素敵な時間が過ごせました。
そして、みんな本気で私の生活について心配してくれて、仕事探すの手伝うよと言ってくれて、スペインの人は本当にどこまでも優しくしてくれる人も多いんだなと感じたのでした。